学生の就職活動 履歴書の作り方
履歴書は、就職活動をする際に必ず提出を求められる書類の一つです。
必ず採用担当者の目に触れる書類ですから、この書類一つで不採用になる可能性もあるでしょう。
まず、履歴書は手書きが原則です。
いくつかの企業に送る場合やあまり自分の字に自信がない場合でもパソコンなどを使わずに手書きで書くことをおすすめします。
黒の細いサインペンやボールペンなどで記入して、もし字を誤ってしまったら修正テープなどを使うのではなく、最初から書き直します。
実は、企業側はそういうところからもあなたの人柄や性格などを判断しているのです。
趣味・特技の欄や本人希望記入欄は、自分をアピールするのにはもってこいのスペースです。
ただ、そこで人と同じようなことを書いていては採用されません。
サークル活動やアルバイト経験など、ありきたりな記述は避けた方が良さそうです。
そのような活動を記述する場合には、活動をしたことでどのような成果をあげることができたのか具体的に書いてみたり(例えば「県大会で4位に入賞しました」など)、アルバイトをした上でどんなことを感じ、どのようなことが身についたのかを詳しく書くといいと思います。
趣味や特技も、面接官の人が細かい所までつっこんで聞きたくなるように、ちょっと工夫して記述するといいかもしれませんね。
特に志望動機は、企業のHPに書いてあるようなことをそのまま書くのではなく、その企業に対する個人的な思い入れなども含めると良い印象を与えるのではないかと思います。
学生の就職活動 職務経歴書の作り方
職務経歴書は履歴書だけでは伝えることのできないあなた自身のPRを細かく説明するための書類で、企業の判断基準にもなります。
まずは職務経歴→業務内容の順に記入していきましょう。
書き方の指定がない限りは自由ですが、基本的にはA4サイズの紙で2枚程度に収めましょう。
この2枚程度に収めるというのが、実は書類審査通過のポイントだったりする可能性もあります。
できるだけ要点をコンパクトにまとめることを心がけてください。
あなたが今までに、どのようなアルバイト先でどんな内容の業務を行っていたのか、採用担当者がイメージしやすいように文章をまとめます。
具体的にどんな仕事だったのか、自分の役割は何だったのかなどを記入するといいでしょう。
もし、何か残せた実績があれば、それも書いておくといいですね。
取得した資格があるのなら、全て書いておきます。
就職を希望している企業の業務内容に繋がりそうなセミナー等の参加経験も記入しておくとポイントアップになるかもしれません。
TOEICなどのスコアを書くことも忘れずに。
学内の行事や何かの大会などで表彰されたことがある場合にも、受賞歴を記載しておくとアピールになるでしょう。
受賞したのが一般の人が知らないような賞の場合は、具体的な説明の記載も必要になりますね。
記入し終わったら、必ず何度か見直しをします。
履歴書と年号などを照らし合わせて確認すると良いでしょう。
身近な人にミスがないかチェックしてもらうのも、自分では気がつかない誤字や脱字をみつけてもらえるはずです。
学生の就職活動 会社説明会
会社説明会とは、就職を希望する学生達が指定された日時にその企業の社屋や決められた会場に集まり、人事担当者などから直接その企業についての説明を聞くことができるイベントのことです。
実際に働いている社員に対して学生が質問できたり、社長などの役員や著名人が講演を行ったり、社歴や社風、職場の雰囲気を知ってもらうためにビデオを上映するところもあります。
学生にとっては、その企業の特徴や雰囲気を実際に知ることができるチャンスですね。
一般的には、その企業にエントリーシートを提出すると、会社説明会の案内などが送付されてきます。
会社説明会の後に筆記試験や面接が行われるような企業もあるようです。
その場合は、会社説明会の案内状と一緒に試験開催のお知らせも入っていると思うので、注意して見ておくと良いでしょう。
ただし、抜き打ちで試験や面接が行われることもあります。
会社説明会に参加したからといって、必ずしもその企業の入社試験を受ける必要はありません。
でも、会社説明会に参加しておかないと、入社試験が受けられなかったり、会社説明会に参加した人よりも低い評価になってしまうことも多いでしょう。
会社説明会に出ることで、具体的な志望動機や面接での質問を思いつけることもあるはずです。
最近は就職難といわれていますから、会社説明会が実質的な一次選考になっていることも少なくありません。
もし、就職を希望する企業の会社説明会にどうしても出られないような用事があるなら、人事担当者に電話やメールで事情を説明して、行きたい気持ちをアピールするくらいのことはするべきです。