学生の就職活動 面接時の服装
就職活動の面接では、リクルートスーツが必要ですが、学生服のある高校生の場合は、学校の制服で構いません。
最近では、デパートや洋品店でリクルートスーツセットというのが販売されていますから、そういうキャンペーンなどを利用して購入すると、比較的安価で必要なセットを購入することが可能です。
分からないことは洋品店やデパートでも教えてくれますし、ネクタイやシャツの色、靴やベルトを選んでくれるところもあります。
一般的には、スーツの色は、黒・紺・グレーの中から選びます。
女性の場合は、パンツスーツとスカートスーツがありますが、パンツとスカートの両方がセットになったスーツも最近ではあるようです。
リクルートスーツですから派手さはありませんが、ある程度は、形などに流行があったりします。
リクルートスーツとして販売されているものであれば、基本的にはどれを選んでも問題はないはずです。
社会人になってからも使えるように、自分の好みで選んでください。
さらに、スーツに合わせた革靴も用意します。
一足だけ買うのなら、どんな色のスーツでも合わせられる黒が一番無難でしょう。
靴も一緒にセットで販売されているところが多いですから、その中から選べば手軽に揃えられますね。
履きやすさなどにこだわりがあるのなら、専門店で購入するのもいいかもしれません。
ネクタイは、無地やストライプなど、落ち着いたものが無難でしょう。
色としては、青・赤・黄色などが好まれているようです。
また、会社案内などの配られた書類を入れるためのリクルートバッグも用意しておいた方がいいと思います。
学生の就職活動 自己PRはどうする
就職活動において一番最初に見てもらう判断基準となるものが履歴書です。
実際、面接の際にも、履歴書を見ながら質問をするケースが多いですから、履歴書は思った以上に大切なツールです。
履歴書で、これまでの学歴や資格の有無・趣味や家族構成など、必要最低限の情報を開示するわけですが、それだけでなく、これも自己アピールための重要なツールと考えましょう。
やはり、あまり汚い字で書くのは良い印象を与えないと思います。
字が下手だと自覚しているのなら、上手になるように練習した方がいいですね。
時間的にそれが間に合わないなら、少しでも読みやすいように丁寧に書くよう心がける必要があります。
履歴書は読む相手に自分のことを紹介する目的で作成するものです。
あまりに達筆で何を書いているかわからなかったり、汚い字で読めないようであれば、書類選考で落とされても文句はいえないでしょう。
とにかく、読みやすい字で丁寧に書くことが一番好まれます。
一時期は、読みやすさとPCスキル披露の目的で、履歴書をPCで作成して提出する傾向もありましたが、最近ではやはり下手でも手書きの方が好まれるという傾向があるようです。
ただ、その企業の業種にもよるでしょうから、手書きとPC作成のどっちが好まれているのか調べた方がいいかもしれません。
趣味や資格欄は、出来る限り詳しく書いて自己アピールに使いましょう。
それ以外には、企業ガイダンスや合同説明会に何度も足を運ぶのも一つの方法です。
気に掛かる企業があったら、一度といわず何度でも足を運んでみましょう。
それによって顔や名前を覚えてもらったり、熱意があると判断してもらえることもあります。
学生の就職活動 流行の職種って
新卒者に人気の職種は、時代とともに移り変わっていきます。
毎年、就職活動が盛んな時期になると、新卒者の動向や人気傾向がランキングで発表されます。
景気が良い時には、商社や有名企業・金融機関などの人気が高まりますが、景気が悪い時期には一変して公務員人気が高くなりますね。
また、不景気の際には、資格や技術を身につける、いわゆる「手に職をつける」傾向が高まるようです。
これは、生涯の安定を求める傾向が高くなるからでしょう。
もちろん、人気企業に関しても、その安定性が学生から評価されているということは間違いありませんが、それプラスアルファで求めるものの多さが企業ランキングを決めているものと思われます。
1970年代では、商社や金融関係が大変な人気でしたが、80年代になると商社に変わってメーカーの人気が高まってきます。
その理由としては、国内メーカーが世界で認められるようになったという背景が大きいでしょう。
そして、90年代では、前半はメーカー人気が高いものの、後半では商社や金融関係が人気を取り戻します。
さらに、2000年代になると、再びメーカーに人気が集まっているようです。
ところが、不況もどん底となる2010年では、何故かマスコミ人気が高まっています。
このように世相を反映して、年々、人気職種や人気企業というのは変動を続けているのです。
世間の流行に流されず、あえて人気のない職種や企業の内定を狙うというのもいいかもしれませんね。