ハローワークで適職を知る
ハローワークで適職を知ることができます。
まずは、気軽な気持ちで、ハローワークインターネットサービスにアクセスしてみてください。
サイトの中央に、「キャリアマトリックス」というバナーがあると思います。
それをカチッとクリックすると、独立行政法人労働政策研究・研修機構が提供する「キャリアマトリックス」というサイトに移動します。
そのサイトの真ん中の辺りに、自己理解というコーナーがあり、「興味やワークスタイルなどから、あなたに向いた職業を探索」する「適職探索ナビ」、「これまでの職歴からスキルを推定して、それに見合った職業やあなたのアピールポイントを見る」ことができる「キャリア分析ナビ(ベーシック版)」、よりくわしく「職歴をスキルなどへ分解、分析し、気になる職業との適合度を比較」できる「キャリア分析ナビ(アドバンス版)」があるのです。
例えば、「適職探索ナビ」なら、興味やワークスタイルから適職を探す診断テストを受けられます。
質問に対して五段階で当てはまるものにチェックをしていくと、興味やワークスタイルに合った職業が表示され、職業情報の詳細について知ることができるというものです。
どんな仕事が自分に向いているのか知りたい時には、利用してみると適職がわかるかもしれません。
具体的に就きたい職業が決まっているのなら、「キャリア分析ナビ」の方が役に立つでしょう。
自分に合った仕事は、意外と自分でもよくわからないもの。
迷ったら統計的なデータに基づく適職診断テストを試してみるのも参考になると思います。
ハローワーク 職業訓練
ハローワークでは、雇用保険受給資格者で再就職を目指す人に対して、職業訓練の斡旋をしています。
求職者に再就職するために必要なスキルを身につけさせ、早期の再就職を支援するためです。
この職業訓練の斡旋を受けると、スキルが身につく上に、受講料は国が負担してくれます。
教科書代などの実費は自己負担ですが、職業訓練期間が終わるまで規定の給付日数にかかわらず失業手当がもらえますから、しっかりとスキル習得に専念することができるのです。
中には、この制度を悪用して、再就職する気もないのに、職業訓練の斡旋をしてもらって、失業手当の給付期間を延ばす人やスキルを習得するためにわざわざ離職する人もいるのだとか。
制度の悪用はいけませんが、実費のみで身につけたいスキルを学ぶことができて、しかも、失業保険までもらえるのですから、積極的に利用した方がいいですよね。
どんな職業訓練が受けられるのかは、「求職者向け公共職業訓練コース情報」というサイトで調べることができます。
訓練期間はそのコースによって異なり、募集期間がそれぞれ決まっているので、タイミングによっては希望するスキルを習得できる職業訓練の斡旋が受けられないこともあるでしょう。
申込みは全てハローワークを通して行い、募集定員以上に希望者がいる場合は、受けられないこともあります。
書類選考や面接、筆記試験などで受講者を選抜するコースもあるようです。
もちろん、私用での欠席は許されませんし(その分の失業手当がもらえなくなる)、習得するスキルの難易度が高ければ、一日の大半を拘束されることも多いでしょう。
ハローワーク 営業時間
ハローワークの営業時間は、原則として、8時30分から17時15分までで、土日祝日、年末年始などはお休みです。
ただし、都市部にあるハローワークは、平日は8時30分から19時まで、土曜日は10時から17時まで営業していることもあるでしょう。
でも、雇用保険事務の取り扱いは通常の営業時間帯(平日の8時30分から17時15分まで)にしか行いません。
職業紹介や職業相談だけなら、居住地にあるハローワークでなくてもできますし、雇用保険の認定手続きに必要な「ハローワークを通じた求職活動実績」にも含まれます。
でも、雇用保険の手続きや求人申込み、職業訓練の斡旋などは、居住地にあるハローワークでなければ行うことができないのです。
居住地にあるハローワークを探すには、インターネットハローワークサービスのハローワーク等所在地情報で、所在地一覧をみるといいでしょう。
都市部にあるような利用者数の多いハローワークは、独自のインターネットサイトを持っていますから、名前さえわかれば、営業時間を調べることもできると思います。
ハローワークは特に月曜日に混むので、あえて月曜を避けて利用するといいかもしれません。
時期的には、四月が最も混むようです(三月の年度末で契約が切れた期間契約社員が次の仕事を探すため)。
ちなみに、お昼休みを12時から13時の間しっかりと取って業務を完全に中断するか、一部の業務に限って受付するか、交代でお昼休みを取るのかは、そのハローワークによります。
営業時間は8時30分から17時15分まででも、受付時間は午前は11:30まで、午後は16:30までというハローワークも多いので注意してください。