学生の就職活動 流行の職種って
新卒者に人気の職種は、時代とともに移り変わっていきます。
毎年、就職活動が盛んな時期になると、新卒者の動向や人気傾向がランキングで発表されます。
景気が良い時には、商社や有名企業・金融機関などの人気が高まりますが、景気が悪い時期には一変して公務員人気が高くなりますね。
また、不景気の際には、資格や技術を身につける、いわゆる「手に職をつける」傾向が高まるようです。
これは、生涯の安定を求める傾向が高くなるからでしょう。
もちろん、人気企業に関しても、その安定性が学生から評価されているということは間違いありませんが、それプラスアルファで求めるものの多さが企業ランキングを決めているものと思われます。
1970年代では、商社や金融関係が大変な人気でしたが、80年代になると商社に変わってメーカーの人気が高まってきます。
その理由としては、国内メーカーが世界で認められるようになったという背景が大きいでしょう。
そして、90年代では、前半はメーカー人気が高いものの、後半では商社や金融関係が人気を取り戻します。
さらに、2000年代になると、再びメーカーに人気が集まっているようです。
ところが、不況もどん底となる2010年では、何故かマスコミ人気が高まっています。
このように世相を反映して、年々、人気職種や人気企業というのは変動を続けているのです。
世間の流行に流されず、あえて人気のない職種や企業の内定を狙うというのもいいかもしれませんね。
学生の就職活動 会社は面接時に何を見ている
就職活動での面接は、時に集団面接であったり、個人面接であったり、二次・三次と続く面接であったり、その企業によって様々です。
学校でも面接の指導はあるでしょうし、ネットでも面接の心得に関してはたくさんの情報を見つけることが出来ます。
では、面接ではどんな所を見て、どんな風に判断されるのでしょう。
どんな印象を与えられたら合格できるのでしょうか。
それは、実は、職種によって違いがあります。
何故なら、面接は「企業にとってどれだけ戦力になる人間であるか?」を判断する場です。
もし、それが舞台主演のオーディション面接だとしたら、面接の段階で緊張してオロオロしているようでは「主演は務まらないのでは?」と思われてしまうかもしれません。
ですが、一般企業の面接では、面接であがるとかあがらないとかはあまり意味のないケースが多いですよね。
むしろ、あがって緊張しているのは、初々しくて微笑ましいと取られるかもしれません。
面接官が主にどんな所を見ているのかというと、どんな職種でも必ず求められるのは熱意と責任感です。
どれだけ熱意を持って応募してきているのか。
企業としては、何年もかけてやっと一人前になったと思った途端に転職されるほど無駄なことはありません。
それでは、それまでにその人材にかけてきた時間や労力・金銭がすべて無駄になってしまいます。
ですから、何よりも一番求められるのは責任感です。
そして、会社の一員として働くための協調性も重要です。
そういう意味で、休日何をしているとか、趣味が何だとかいうのも重要なアピール項目です。
学生の就職活動 いつ頃から始める
いよいよ最終学年に入ると、就職活動が身近なことになってきます。
具体的に、就職活動はいつ頃から始めるのでしょう?これは時代とともに変化があります。
また、職種によっても違いがあるようです。
例えば、専門職のような場合だと、専門学校の一年生の時点で既に内定を得るようなケースもあるでしょう。
でも、一般的には、最終学年に入ってから就職活動をスタートするのが普通です。
昔は夏休みくらいから活動開始するケースが多かったのですが、バブルの崩壊以降、就職活動の前倒し化が進んでいるようです。
最近では、大体6月くらいから始める人が多いみたいですね。
実際、企業が次年度の新卒枠や採用情報を発表するのがこの時期です。
昔は、この情報が企業から各種学校に文書で流れ、それを元に学生が就職活動をしたり、企業説明会などに参加したりするのが一般的でした。
近頃では、企業から直接ネット上で情報が公開されたり、就職情報サイトに情報が掲載されたりするようになりました。
このため、有利な人はますます有利になり、不利な人はますます採用が狭き門となりつつあります。
ネット上で求人情報が公開されるということは、たくさんの人がその情報を知り、応募する可能性が高くなりますから、それだけ競争率も高くなります。
ですが、その反面、効率的に豊富な情報を入手し、比較検討しながら応募出来るようになりました。
実際の活動は夏休み以降になることも多いかもしれませんが、情報集めや説明会参加などは、かなり早い時期から始める人が増えています。
企業説明会や合同説明会に参加していると有利になるケースもあるので、学校側としては参加を推奨しているようです。