ラーメン屋 出前
ラーメン屋の出前は、シェアが高いです。
最近は一人暮らしの方も多いので、一人前から出前を受けるとなれば、とても喜ばれる事でしょう。
注文の電話も、宣伝さえすればたくさん入るはずです。
しかし、ラーメンは麺がのびるのと、スープが冷めるという難点があります。
ですから、すぐに届けられなくては必然的に味が落ちます。
だからといって、慌てて運べば、事故の心配もあります。
また、出前するなら、少なくとも二人以上の人間が必要になります。
これは、お店を回せるだけの人数プラス出前担当の人数です。
出前がドンドン入る時間帯は、来客もドンドンくる時間帯です。
一番忙しい時間帯に、出前の分の注文も店舗の分の注文も作らなくてはならないので、作る人はそれだけで手一杯になるでしょう。
そこに、出前の電話対応、店内で注文を取り、席まで運ぶ、片付け、洗い物、レジ、配達となれば、二人~三人くらいは欲しいところです。
でも、出前をしなければ、ピークでも二人いれば十分に回せますよね。
リスクと人件費を考えれば、出前でプラスになる事はあまり多いとはいえないでしょう。
ただし、会社などの大量注文の場合のみ受けるような場合はプラスが大きいです。
最低価格を設定するという方法もありますが、ラーメンを出前する方は大人数ではない事が多いので、少し難しいかもしれません。
出前可能な時間を、お店の混まない時間だけに限定するというのも一つの手ですね。
ラーメン屋 アルバイト
ラーメン屋を開業したなら、自分一人で調理から接客までするのか、アルバイトやパートを雇うのかを決めなくてはなりませんね。
妻帯者であれば、夫婦で切り盛りするという選択肢もあります。
ここでどのような選択をするかは、実はとても重要なのです。
それをどう選択するかによって、経費がかなり変わってきます。
確かに、オープンしてすぐはお客様も多い可能性が高いです。
この時期は、一人ですべて回すのが大変かもしれません。
ですが、アルバイトを雇ってしまうと、混雑している日だけでなく、一人もお客様がこない日にも人件費が掛かります。
自分一人の場合や、夫婦だけの場合ならば、そのような心配はなくなりますよね。
やはり、集客が安定してくるまでは、アルバイトやパートを雇うのはリスクが高すぎるかもしれません。
数ヶ月は自分や配偶者だけで頑張って乗り切って、お店の癖を把握しましょう。
何曜日が忙しいとか、この時間帯はアルバイトがいないと厳しいとか、集客の流れをつかむのです。
それがわかれば、そこで初めてアルバイトやパートの募集をしましょう。
もちろん、忙しい時間帯のみでの求人です。
求人は、大手の求人雑誌に掲載しようとすると、数十万円も必要なケースがあります。
たった一人の募集枠にそこまでの投資は無駄ですよね。
ですから、店舗に張り紙をしておいたり、無料もしくは低価格の求人広告を利用しましょう。
地元密着型の雑誌や新聞の折り込み広告タイプの求人なら、比較的安く利用できますし、案外効果が高いですよ。
ラーメン屋 メニュー
ラーメン屋を開業する事になったら、メニューを決めておかないといけませんね。
一からの開業となると、張り切って色々なメニューを揃えたくなりますが、あまりたくさんのメニューを作ってしまうと大変です。
また、中華料理店のように豊富なメニュー展開をしている店よりも、ラーメン専門店の方が人気だったりするので、無理をする必要も特にないのです。
ラーメン、チャーシューメン、ライスなどだけでも十分です。
後は、トッピングに玉子やコーン、キムチ、バターなどを用意しておくと、メニューが寂しくみえる事もないでしょう。
麺の太さやゆで加減を選べる店舗も多くなりましたが、慣れるまでは取り入れない方が無難です。
替え玉や大盛りは、メニューに追加してもこなしやすいのでお薦めですね。
簡単で効率がいいメニューを紹介しましょう。
ラーメンスープの素で、醤油・味噌ラーメンを作成。
チャーシューと市販のキムチ、コーン、メンマ、バターなどをトッピングとして用意。
玉子を煮卵に。
麺はちぢれ玉子麺を必要量だけ仕入れる。
後は、胡麻やネギ、唐辛子味噌などを入れ放題にしておき、お客様が好みで調整できるようにしておく。
これで、醤油ラーメン、味噌ラーメン、チャーシューメン、キムチラーメン、バター味噌ラーメン、煮玉子、替え玉、大盛りのメニューができます。
簡単に誰でも回せるメニュー展開ですから、人員も抑えられますね。
慣れるまでは、一度に注文がきてもごたつかないメニューを考える事が大切なのです。