有望・有益な業界に就職
今度伸びてきそうな業界に就職するには、その業界が本当に成長業界かどうか、就職しようとしている企業が急成長に対応した経営が出来るかどうかを見極める必要があります。
新店舗や支店が急増している会社は一見急成長しているようにも見受けられますが、その判断が正しくなかったとしたら、安易な事業拡大が首を絞めて倒産という事にもなりかねません。
成長企業だからといって、必ずしもその後が安泰と言うわけではありませんから、その点はしっかり確認すべきです。
具体的に言うならば、営業利益が本当に伸びているかが重要です。
少数精鋭で立ち上げたベンチャー企業が一気に成長し、上場企業へと発展するケースももちろんあります。
しかし、少数精鋭での経営と、大企業の経営は根本的に様々な点が異なるものであり、上層部が社内の全てを把握できなくなるのも事実です。
それによって間違った方向へ進んでしまい、破綻することも珍しくありません。
一般的には、以下が重要と言われています。
・営業利益が上がっているかどうか
・現場を見ることが出来るか
・経営陣とその組織力がしっかりしているか
・ウェブサイトが充実しているか
・経営陣の目指す方向が確立されているか
これらを、事前の下調べや面接時に確認する必要があります。
また、成長企業も、成長段階によってはむしろ人材選びが厳しいこともあるものです。
成長段階では、即戦力となる実力が求められるからです。
ですから、自らの実力も身につけておかなければなりません。
人に教える仕事に転職
人に何かを教える仕事、いわゆる教師・講師という仕事には様々な職種があります。
例えば、幼稚園などの保育士、小学校・中学校・高校・大学の教師や教授になるには国家資格が必要です。
塾や予備校の講師も、基本的には教員免許取得者でなければ雇ってもらえないでしょう。
最近は少子化のため、学校の教師もなかなか枠が空きませんから塾講師を目指す人も多いようです。
しかし、塾講師になるのにも、競争率が大変高いのが現状です。
ですが、現在は様々な分野の職業があります。
習い事も多岐に渡っており、それらの講師を目指す人も多いのです。
昔で言えば、着付けや茶道・華道と言ったところですが、現在ではアロマコーディネーターとかビーズ細工などのように、ちょっとした手芸や趣味の延長線として講師を目指す方も多くいます。
これらの多くは資格を必要とせず、誰でも簡単に始められることと、楽しみながらお金になるというのが、特に主婦の間で人気となっています。
さらに、最近ではブログなどの一般化により、手軽に自分の作品を広く世間に公開する機会も得られる為、その作品を気に入ってくれた方を自宅に招いて少人数の教室を開くケースも急増しているようです。
ただし、これらはあくまでも副業程度の収入にしかならないことがほとんどですから、職業としての講師を目指すなら、それなりの資格を少しでも多く取った上で講師を目指すべきでしょう。
自分で規模の大きい教室や塾などを開業してしまうという手段もありますが、個人経営はやはり大変です。
士行関係に転職
税理士・司法書士・行政書士・弁護士などの士行を目指しているあなたなら、当然、既にその資格を持っていることと思います。
もし、まだ資格を持っていないのであれば、まずは資格を取らなければ話になりません。
基本的に目指す士行の国家資格を取得する必要があり、大学や専門スクールで学んで試験を受けるのが一般的です。
いずれにしても簡単な試験ではなく、何度も受験に失敗する人も多く存在します。
また、これらの職種のほとんどは実務経験も必要となっているため、事務所に所属して実務経験を積みながら、次のステップの受験に備える人も多いようです。
転職の方法としては、資格を持った上で求人を出している事務所を探す方法と、事務員などの業種で事務所に所属しながら勉強する方法とがあります。
自分が持っている資格や実務経験によって、その手段は変わってきます。
事務所も個人事務所と大手があり、大手では比較的新人の受け入れ態勢も出来ていて、求人情報も見つけやすいでしょう。
また、多くの先輩がいますから、様々な面で勉強になると思います。
個人事務所では、社長のみが士行を行い、後は少数の事務員だけというケースがほとんどです。
このような所では、事務員以外の求人が出ることは稀で、事務所の運営が軌道に乗り、仕事が多くて手が回らなくなった場合に「もう一人」と言う感じでの求人が出ることがあります。
ですが、そのような場合も「即戦力となる人」の募集であり、新人教育をのんびりやっている余裕は無いのが実状です。