ホテル　就職

ホテル業界への就職についてみてみましょう。
日本のホテルでは、職種別に採用するところは以外に少なく、例えばコンシェルジュとしてホテルに採用されることもありえるので、基礎となる語学力を身につけたあとは、まずは、コンシェルジュのいるホテルへの就職を考えてみるのがガイドラインになりそうです。
ホテルによっては、ロビーに常勤しているアシスタントマネージャーがコンシェルジュの役割を担っているところもあるため、根気よくコンシェルジュの役割を果たす仕事があるかどうか探すとよいと思います。
ホテル業界への就職では、大卒と専門学校卒で採用が分かれます。
ホテル業界への就職で総合職きぼうであるなら大卒枠にしか道が開かれていないのが実情でしょう。
総合職の採用枠は少ないものと考えておいて下さい。
ホテル業界に就職するには、一般企業の就職の際と同様、選考試験があります。
内容は、一般常識、面接、英語が基本となっており、特に外国人客の多いホテルや外資系のホテルでは、当然ながら英語力が重視されます。
また、ホテルに就職するための必須条件ではありませんが、ホテル学校や観光学科のある専門学校などに通ったり、海外のホテル学校に留学するなどして、ホテル全般に関する基礎知識を身につけておくのも、就職に有利に働く可能性はあります。
これらの学校では、コンシェルジュの基本となる接客業務などの知識を身につけられるほか、就職情報を手に入れることもできます。

旅行会社　就職

旅行会社・旅行代理店への就職状況は、業界大手のエイチ・アイ・エスが積極的ではあるようですが、このところ、旅行業界の雇用形態が変わりつつあります。
例えば、添乗員勤務を希望したとしても、新規採用より、即戦力としての中途採用、正社員以外の雇用期間を限定した契約社員、アルバイト社員、派遣社員などの採用形態がかなり多く見受けられるようになっています。
旅行業界の経営において人件費構造の見直しで経営効率化を目指したものと考えられますが、こうした傾向は今後も続くと思われます。
ですから、旅行会社・旅行代理店への就職状況はかなり狭き門であるといわざるを得ないでしょう。
最近では旅行会社、あるいは関連業であるホテルなどにおいても、ライセンス（資格）取得者の採用にシフトされています。
旅行会社では、最も評価の高い一般旅行業務取扱主任者をはじめ、国内旅行業務取扱主任者、国内外の航空券予約・発券に関する業務のエキスパートであるAXESS実用検定合格者などを持っていると、旅行会社・旅行代理店への就職には有利です。
また、旅行会社・旅行代理店への就職で必要不可欠なのが語学力です。
英検・観光英語検定なら2級以上、TOEICなら750点〜800点以上が就職に有利なラインとされています。
このところ、大学生の就職人気ランキングでは旅行会社が徐々に下がって来ていますが、外見だけではなく実情をある程度理解してのことだ思われます。
それでも根強い人気があって厳しい戦いが予想されるのが、旅行会社・旅行代理店への就職です。

マスコミ就職

マスコミ業界は、就職人気先として候補にあげられることも多いのですが、現在、大変大きい変革の時期を迎えています。
ご存知のように、出版業界では出版不況という言葉が表れ、事実、老舗の倒産も起きています。
インターネットの爆発的な普及、活字離れ、新古書販売店の増加といった流れの中で、多くの企業が苦境に陥っています。
新聞業界も前の同じ背景により、苦難に向き合わされていると言えるでしょう。
テレビや広告宣伝媒体については、多チャンネル、デジタル化、ブロードバンドがキーワードになっていますが、いままでのやり方が劇的に変化しつつあります。
それぞれの分野において、こうした大きい変化に適応すべく、各社しのぎをかけた熾烈な競争を繰り広げています。
マスコミ業界への就職を希望する人には、常に「人の一歩先をつかもうとする努力」が求められでしょう。
視聴者や読者が貴重な時間を割いてでもほしいと思うような新しい情報やコンテンツを提供し続けることが、必要不可欠な条件となります。
マスコミで働き続ける限り、ニュースや、トレンド、芸能、スポーツ、経済の最先端を追い続けなければなりません。
マスコミ就職対策は、前年の夏前から準備を開始し、年内には一通り仕上げるような計画を立てられるとよいと思います。
日本テレビ、小学館、讀賣新聞などをはじめ、インターンシップや仕事体験を選考の一部として組み入れる企業も増えています。
十分な時間をかけて、インターンや、アルバイト、専門養成スクール、関連書籍などを通して自分がめざす仕事の内容を把握し、マスコミ就職計画を立てるようにしましょう。