年上とのコミュニケーション
企業の中では、成果主義により年上の部下を持つ管理職が増えてきています。
仕事上では上司だけど、人生経験としては後輩の上司。
とてもやりづらいでしょう。
部下もやりづらいと思っているでしょうし、上司の方もそのように感じているでしょう。
そのような場合、どのようにコミュニケーションを取ればいいのでしょう。
たとえば、ある仕事を部下に頼んだとします。
その仕事を終えて、部下が上司に渡す時、どのように評価すればいいのでしょうか。
年下の部下の場合だったら、「よくやった。」と一言褒めれば、相手を評価していることになり、褒められた側も嬉しい気持ちになります。
褒められたことに対して率直に受け止めることが出来るのです。
しかし、これが年上の部下だったら、「よくやった。」とは言えないので、少し遠慮気味な言い方になってしまいがちです。
そうなると、部下の方は「評価されていないのではないか」と不安になってきます。
このような場合は、「よくできています。やはり○○さんにお願いして良かったです。」と言えば、認められたという気持ちが伝わってきます。
「○○さんが作成してくれた資料は、みんなの見本になっていて大変役に立ってます。」などと言われると、悪い気はしないですね。
第三者の役に立っている、ということも織り交ぜながら評価していけば、益々やる気になるでしょう。
このようにして、年上の方とのコミュニケーションを深めていければいいですね。
好かれる人のコミュニケーション術
あなたの周りに、誰からも好かれる人物はいませんか?色々な人の悪口は聞くけど、その人の悪口は聞いた事が無いとか、「○○さんのためなら頑張ってやるよ」などと言われている人物はいると思います。
どうして、その人は誰からも好かれるのでしょう。
その人と会話していると、自分の気分も良くなってきたりします。
そういう人はたいてい感じが良い人と言われていると思います。
きっと、その人には特別の能力があると思ったことでしょう。
でも、特別な能力なんてありません。
ちょっとした心がけだけです。
誰でも感じが良い人になることはできるのです。
コミュニケーション能力は、持って生まれたものだから直すことが出来ない、と考えていらっしゃる方が多いでしょう。
そんな事はありません。
コミュニケーション能力を身に付ける方法さえわかれば、誰からも好かれる人物になることが出来るのです。
この能力を向上させていけば、ビジネスでも大いに貢献できます。
お客様を満足させる営業もできるでしょう。
お客様から信頼される営業マンになれたら、ビジネスは大成功です。
会社では、マナーや仕事の知識などは学ぶことが出来ますが、コミュニケーションの取り方などのテクニックは学ぶことが出来ません。
自分で開拓していくしかないのが現状です。
コミュニケーション能力を向上させる方法などという講座を開催しているところもあります。
自分に自信が持てなかったら、まずは、このような所に参加してみるのもいいのではないでしょうか。
社内のコミュニケーションを潤滑に
社内のコミュニケーションは、なかなか取れないのが現実でしょう。
社内のコミュニケーションを取るべく、色々と工夫をしている企業があります。
mixiを運営するミクシィでは、会社のフロアの2/3を利用したコラボレーションスペースを設置しています。
ここでは、異なる部署のスタッフ同士が休憩しながら、コミュニケーションを取るという目的で設置されています。
違う部署のスタッフとの会話で、良いアイデアが交換できたりして、仕事にも良い影響を与えているようです。
各部署ごとにコーヒーメーカーや給茶機などを置かない理由は、このコラボレーションスペースに立ち寄らせる目的があるからなのです。
また、ベネッセコーポレーションでは、社内ブログを取り入れています。
当初、社内ブログを取り入れることは反対をされたそうです。
ブログは、やはり仕事ではなくプライベートなことに使うもので、遊び感覚になってしまうのではないかと、考えられていました。
しかし、ブログを取り入れるようになってから、チームごとに現在どのような作業をしているのかなどを閲覧できるようにしたのです。
それによって、メールでは書きづらい感情的なことなども、ブログでのコメントとして書かれる様になったそうです。
飲み会などでの会話がブログ上で出来て、コミュニケーションが潤滑になったということです。
各企業では、様々な工夫をしています。
社内のコミュニケーションはそれだけ大切ということですね。