記憶術は効果がある
昔、記憶術の広告に惹かれて記憶術の教材を購入したことがあります。
ワタナベ式記憶術っていうものだったと思います。
これは要領を掴めれば、確かに効果があるかもしれません。
私は残念ながら、要領を掴むには至りませんでしたが、記憶術を使って覚えたことは今も覚えている物があります。
記憶術にもいろいろあるでしょうが、私が購入した物は「覚えたい事柄を連想できるものでイメージ化し、関連付けをして、覚えやすくする」という感じのものでした。
普段、日常生活でも、辞書であったり資料であったり、よく使うページに付箋を貼ったりして、必要な時にはすぐに開けるようにすると思います。
要は、記憶したことを思い出すきっかけを作る・・・それを瞬時に出来る技術を身につけるのが記憶術ですが、この連想、イメージ化に慣れるのに時間がかかってしまったのです。
また、覚える事柄が多いと混乱してしまいました。
なので、適正もあると思います。
経験者の体験談も人それぞれです。
実際に習得している人は勉学にも充分発揮できていますし、このワタナベ先生の記憶術をTVで見たことがあるのですが、その記憶力には驚かされました。
私自身、現在も記憶術で覚えた事柄は記憶術で覚えたとはっきり分かりますし、連想で覚えているので、その言葉や人名などを偶然見かけたときは、必ず記憶術が出てきます。
正直諦めずにもっと頑張れば、成績UPにも繋がったかもしれません。
記憶術の種類
記憶術にはいくつかの種類があります。
まず、一つ目に紹介する記憶術は、「川村明宏のジニアス記憶術」です。
川村明宏さんは、任天堂DSソフト「右脳を鍛える」シリーズでも有名ですね。
140ページほどのテキストには、記憶力を向上させるための説明とトレーニングの解説が書かれています。
実際のトレーニングは専用ウェブサイトで行えるので、一日7分程度の所要時間で手軽に行うことができますし、トレーニングの種類も豊富です。
続けていけば、国家資格の取得や司法試験の勉強、東京六大学の受験勉強にも役立つかもしれません。
二つ目に紹介するのは、記憶術日本一を勝ち取った「藤本憲幸の『超』記憶術」です。
藤本さんは、世界規模で行われた記憶の大会であるワールド・メモリー・コンテストで日本人として初めて優勝を勝ち取り、何回もメディアに掲載されました。
平均30分で1000単語を記憶できる日本一ともよばれる記憶術です。
習得できれば、あらゆる難関資格や難関大学の受験に役立つでしょう。
三つ目は、「桜花・宮口式記憶術」です。
桜花・宮口式記憶術は、東大に合格した宮口公寿さんの実体験と試行錯誤を元に作り出された記憶術です。
高校時代は偏差値41だったのに、一日わずか5分のトレーニングをするだけで、東京大学や大学院を首席クラスで突破したというすごい成果をあげています。
記憶術のやり方にはいろいろな方法がありますから、人によって向いてるやり方、向いてないやり方があるはずです。
購入する前に、その記憶術のだいたいのやり方を調べてみてください。
そして、自分が実際にできそうか、続けられそうか、よく考えてみるのです。
もちろん、やる気があれば、どんな方法でも続けられると思いますが、より自分に合ったやりやすい方法の記憶術なら習得しやすく成果があがりやすいでしょう。
記憶術で成績は上がる
勉強する以上は、効率よく短時間で成績が上がって欲しいとは、誰でも思うことだと思います。
実際、記憶術を使った場合、どれだけ成績は上がるというのでしょうか?もちろん、広告にはいいことばかりの成功例が書いてあります。
魅力的に感じたり、不信感を抱いたり、様々なことでしょう。
私は実際にやってみたことがあるのですが、記憶術をどれだけ習得するかにもよるのですが、社会などのいわゆる暗記系にはかなり効果があると思います。
記憶術を使って記憶した物は不思議と何年経っても覚えていたりします。
人間は一度見聞きしたものは覚えているけれど、忘れている、思い出すきっかけを作れば思い出せる・・・このきっかけづくりが記憶術になるので(もっと高度な方法もあるかもしれません)、そのイメージ化や関連付けをしやすいのが、社会などの暗記物なのです。
漢字を覚えるには書いて覚えるのが一番効果があるように思いますし、全ての勉強に応用できるとは限らないと思います。
また、覚える事柄について連想してイメージ化して覚えるものなので、このイメージ力も大事です。
個人差があるでしょうがイメージ力はなかなかすぐには身につかないです。
得意な人もいるでしょう。
何に連想して覚えたらいいか・・・と考えるより普通に覚えた方が効果が高いと言う人もいると思います。
ただ、習得して全く成績が上がらないということは無いと思います。