記憶力の衰え始め
年齢によって覚えが悪かったり、物忘れがひどくなる為に記憶力が悪くなる、脳の細胞が死んでいくなどとよくいわれていますが、実際は大きな間違いなんです。
年齢と共に脳が衰えるのではなく、脳を使う回数が減少する事で記憶力も衰え始めていくという事なのです。
ですから、記憶力というものは、脳を使えば使うほど、60歳でも100歳でもどんどんよくなっていくものなのです。
年齢としての「老化」ではなく、神経の「老化」が記憶力と大きな関わりがあるのです。
私たちの脳内には、記憶能力を司る「海馬」とよばれる神経中枢があり、記憶力を鍛えているほど、この海馬が大きく発達し、海馬が大きければ大きいほど他の人よりも記憶力の容量が大きく、記憶力がよくなるといわれています。
脳を鍛える事で神経細胞が増えていき、それに対応して海馬も大きくなってきます。
では、どのようにしたら脳の働きを活発にし、記憶の容量を増やす事ができるのか?それはとても簡単です。
テレビにでている芸能人の名前を口にだしていってみたり、小さな情報でもわざと覚えるように心掛けてみたりと、日々の心掛けが海馬を大きくするきっかけになるのです。
また、資格や英会話など新たな事に挑戦してみたり、趣味の幅を広げる事も記憶力を高める大きなきっかけになると思います。
私はもう歳だからと年齢だけで諦めるのではなく、ぜひ脳を鍛えてもの忘れや記憶力の低下を克服しましょう。
速聴と記憶力
暗記しなければいけない問題や単語がある人ほど、速聴トレーニングに向いているのかもしれません。
なぜなら、一つの問題を一般の速さで聴いて解くのと、三つの問題を速聴で聴いて解く時間が同じなら、断然速聴の学習方法の方が手っ取り早く効率よく学習できるからです。
また、一つの問題を同じ時間内で繰り返し聴く事も可能なので、より多くの量の暗記をする事ができます。
そして、脳も速聴に回転数を合わせようとするので、自然に思考力のスピードが速くなり、頭の回転もよくなるのです。
試験まで時間がない人や、受験や資格取得で他の人に差をつけたいという人には、一番賢いトレーニング法です。
頭がいい悪い、記憶力がいい悪いで、最初から諦めるのではなく、速聴で耳を慣らすだけなので、誰にでも明日からすぐに実践できます。
普段、音声を聴く場合、人は左脳だけで処理しますが、音声を高速化しただけで左脳と右脳両方の脳を同時に使えるといわれています。
脳がフル回転すれば、記憶するスピードも、考えるスピードも、つられて速くなるのです。
そして、左脳と右脳の両方を使う事によって集中力が増したり、長時間楽に勉強できるのです。
速聴をする事により、短時間で脳内に記憶できる効果・記憶力が格段によくなる効果などがあり、実際にトレーニングをして3日目で効果がでる方もいます。
つまり速聴は、記憶できない人の悩みを解決してくれる学習方法なのです。
漢字を覚えるコツ
記憶力がいい悪いに関わらず、漢字を覚えるコツを手にできたら、テストや仕事で人より苦労せず学ぶ事ができますよね。
そこで、明日からでも実践できる簡単なコツを紹介します。
学習する時間帯ですが、漢字だけに限らず、夜、就寝前に暗記をすると比較的脳内に残りやすいといわれています。
なので、寝る前に5分でも集中して暗記や書き取りをしてみましょう。
また、ちょっとした休憩時間や移動時間など、何かの合間に復習をしたり、読んで覚えるのも効果的です。
この事を前提に、今から紹介する細かい学習方法を実践してみましょう。
まず、漢字は非常に細かい字体の決まりがあり(はね、とめなど)間違えればテストで点数が貰えない事もあります。
ですから、普段の字よりもできるだけ大きく丁寧に書くように心掛けましょう。
次に、「復習」に重点をおく事が大切です。
その場ではどれも覚えたつもりでも、明日になったら忘れている漢字がいくつも・・・なんて事は誰にでもあります。
毎日復習をし、特に覚えられない漢字は他よりも数をこなすようにしましょう。
最後に、いかに効率よく覚えるかが大切になってきますが、漢字の意味と熟語の意味をセットで覚えると定着します。
時間に余裕がない方は、小さな部品の集合体と覚えましょう。
一つ一つはとても簡単な文字で組み合わせられているのに、くっつくと難しい漢字にみえてしまいますよね。
例えば、窓であれば、うるむこころと自分が解りやすいように覚えてしまえばいいのです。
是非参考にしてください。