コミュニケーション検定
コミュニケーション検定は、会議でのプレゼンや、取引先との打ち合わせ時の会話など、色々なシーンでの日本語能力と日本語に対して必要な知識と使いこなす力があるかを判断できる物です。
試験には初級と上級があります。
初級の認定基準は、「周りの人との会話の中で、話をし、聞くことで、スムーズにコミュニケーションをとれているか」「色々な活動の場で、自分の考えをきちんと伝える事ができるか」などです。
上級の認定基準は、「場面に合った言語と非言語を使い分ける事ができるか?」「世のなかでの活動の場にいたっても自分の考えや主張をはっきりと理解して貰えるように伝えられるか?」がポイントになります。
どちらも、発言のなかから、相手の伝えたい事を理解し、聞きとる事ができ、それを意識しながら話を組み立てて行ける事。
さらに、言葉を選び自分なりの考えを表現し、伝えられる事が必要になります。
また、色々な場面で活用できるかも判断基準となります。
お客さんがきた時の応対から、電話での応対、アポイントメントのとり方、訪問した時の挨拶も試験の対象です。
情報を共有し、グループでのコミュニケーションができるか、来客の対応力や得意先への会話術、クレームの対応の仕方も重要になってきます。
また、初級は筆記試験だけですが、上級試験には対面試験もあります。
自己紹介から始まり、自己主張できるか、説明を的確に伝えられるかを観察されます。
スムーズに答えられるように、事前に工夫し、練習しておけば安心ですね。
話し方教室 内容
近頃、対人関係に悩む方がどんどん増えているようです。
人とのかかわりを避ける事も普通になってきた現在、これも仕方ない事かもしれません。
そんな方に人気で、最近通っている方が増えているのが「話し方教室」なのだそうです。
話し方教室では、声を大きくはっきりとだす為の呼吸法などを教えてもらったり、発声練習をみんなでしたりします。
そして、自己紹介などを人前で何度も繰り返して、慣れる事で緊張しないように訓練していきます。
先生は、これでもかってくらいに誉めてくれて、たくさんの同じ悩みを抱える方から拍手をされて、とても嬉しい気持ちになれます。
照れくさいし、恥ずかしいし、大変ですが、どんどんと自分に自信がついてきます。
しかし、悲しい事に費用はかなり掛かります。
また、慣れ方は習得できても、実践で通用するかと聞かれたら、万人ができるようにはならないでしょう。
でも、もちろん、このような事が、意味のない事だという訳ではありません。
発声練習も人前での発言に慣れる事も、重要な事であるのは事実です。
ただ、金額に見合っているかは、微妙な部分があります。
このようなカリキュラムならば、ちょっと頑張れば、教室に行かなくても学習できなくはありません。
この辺は、価値観によって個人差がかなり大きくなるので一概にはいえませんが、通う前にしっかりと折り合いをつけておいた方がいいでしょう。
上手に話せるように
最近は、人前で上手に話せないと悩む方が、極端に増えているようです。
人前にでると緊張してしまう。
話を遮られると、何を話していたか解らなくなり、ペースがくずれる。
吃音だからどもる。
親しい友人以外の前だと、パニック状態に陥る。
などなど、その悩みの理由は人それぞれです。
ですが、解決方法は案外簡単です。
上手に話そうとしない。
それだけです。
上手に話す事にこだわりすぎるから、緊張したり、焦ったりするのです。
上手に話したかったら、ただ、リラックスして相手との時間を楽しめばいいのです。
そもそも、上手に話すというのは、どういった事なのでしょうか?相手に聞き取れる言葉を投げ掛けられれば、それが上手に話すという事になるのではありませんか?もちろん、言葉遣いに問題があるなら、それは直しておくべきです。
最低限の常識は、大人ならば持ち合わせていないと、少しばかり格好が悪いですよね。
そのような大人も最近は増えつつありますが、どんなに口先が器用でも、丁寧語、尊敬語、敬語が使えない、対応のマナーがなっていない。
そんな方は、お世辞にも褒められた物ではありません。
相手に不快な思いをさせない話し方なら、少々どもったりしても問題はないのではないでしょうか?緊張は、ほとんどの方がするものです。
場数を踏めば、ある程度慣れますが、完全に緊張しなくなる事は珍しいでしょう。
あまり気にしなくても大丈夫。
話し方より、話す内容に集中してみてください。