会議前の緊張緩和法
最近、自然に人とかかわる事が少なくなりましたね。
近所の方とでも、会話を交わした事がないなんて事も、珍しい事ではなくなってきています。
その影響からか、人前で何かを話す事に慣れていない方も非常に多くなってきました。
講演会などを開くような事は、普通の人にはあまりありませんから、人前で発言する事が苦手でも、それほど困らないかもしれません。
しかし、会社勤めをしていれば、多くの人の前で発言しないといけない事態になる事がたくさんありますよね。
会議などがその一つです。
「嫌だ!」なんていって逃げるわけにはいかないので、ここでは、そんな方の為に、緊張をやわらげる方法を紹介しようと思います。
よく聞くのは、「人」と手に書いて飲み込むとか、人をカボチャだと思いなさいとかですね。
これは、自己暗示の得意な人には特に効果的でしょう。
また、深呼吸をしてから、「大丈夫!私ならできる!」と繰り返し声にだすのも効果的です。
自信が不思議とでてきて、緊張がやわらぎます。
目の悪い人は、コンタクトや眼鏡を外して挑むのもいいみたいですよ。
ただ、これだと資料やホワイトボード、画面などがみえません。
事前に、裸眼でプレゼンができるようになる為の練習が必要ですね。
どのような方法にしろ、要は気持ちの問題ですので、緊張を緩和できるかどうかは、個人の性格などによっても効果に差がでるでしょう。
とにかく、「失敗してもいいや」と気楽に捉えてみましょう。
内容が伝わりさえすれば、話し方が下手でも会議は成り立ちますよ。
人の顔色を窺う
我々日本人は、外国の方にくらべて、必要以上に他人の目を気にします。
とはいえ、これは別に悪い事ではありません。
裏を返せば、相手を思いやる気持ちが強いという事なのです。
要領のいい生き方とはいえないかもしれませんが、卑下する必要はないのです。
ですが、必要以上に他人の目を気にした生活をするのは疲れますね。
もし、あなたに人の顔色を窺う癖があり、その性格が嫌ならば、自分に無理をさせているという事になります。
もちろん、その性格に自分が誇りをもてるなら、矯正する必要は全くありません。
人は十人十色です。
人と違う部分が個性であり、自分がそれを受け入れられれば、何も問題がないのです。
個性一つ一つに魅力があります。
また、他人がどう思っているかが全く気にならない人というのは、日本人では珍しいでしょう。
「人の目を気にしない」そういう人がいたとしても、それは周りからみて感じた印象です。
その人が何を気にしているかなんて、他人にはわかりません。
その人があなたにとってそうみえるだけで、本当は人の顔色が気になって仕方ないタイプかもしれないのです。
顔色ばかり窺う人の反対は、自己中心的という事になりますよね。
顔色を窺う性格を変えたいという事は極端な話、自己中心的な人間になりたいという事になってしまいます。
結局、どちらがいいという事はないのです。
自分を受け入れれば、何も問題はないのです。
あなたが自分の素晴らしさに気付けば、それだけで解決なのです。
人に不快感を与えるのが怖い
みなさんは、人と付き合っていくなかで、いつも何を考えますか?楽しい時間を過ごせるようにしたい。
そう思う方は少なくないのではないでしょうか。
なかには、人に不快感を与えたくないと言葉を選ぶ事に必死になってしまう方もいるようですね。
ですが、人と付き合っていくなかで、絶対に相手に不快感を与えないようにするのは、とても難しい事です。
常に一緒に暮らしてきた家族でさえ、まともに会話をしていれば、何かと衝突があるものです。
全く同じ考え方の二人が話しているならともかく、人はみんな価値観が違っていて当たり前なのです。
そんな二人が話をすれば、何か一つくらい意見の食い違いがでてきます。
もちろん、相手に嫌な思いをさせないような配慮は必要です。
話し方に気をつけたりやわらかに意見をいう努力は、必要になってくるでしょう。
ですが、気にしすぎるのもよくありません。
そんな事ばかり気にしていたら、肝心の話も楽しい時間も、中身のない物になってしまいます。
それは、相手に対しても失礼です。
自分が楽しむことが、相手を楽しませる事にもなります。
それを忘れないようにしてみてください。
どうしてもその性格が嫌で、直す事が困難なら相手に事前に宣告してしまいましょう。
「私は、人に不快感を与えるのが怖くて上手に話せない」そう伝えておくと、相手も自分も、すうっと心が軽くなりますよ。
是非一度お試しください。