企画書とは
企画書とは、自分が提案したい新しい商品やサービスなどを決裁権を持つ相手にわかりやすく伝えるために書く書類です。
自分の頭の中にある企画を第三者にも理解できるようにまとめた書類が企画書になります。
自分が提案したい新商品、もしくは、新しいサービスなどが実現するかどうかは、企画書の出来如何にかかっているといえるでしょう。
どんなに画期的で素晴らしい商品やサービスでも、企画書を読んだ相手にそれが伝わらなければ実現することはありません。
企画書を上手に書く技術は、新しいアイディアをひらめくのと同じくらい重要なのです。
また、企画書は基本的には枚数が多ければいいというものではなく、企画書を読む人の立場を考えて、シンプルにわかりやすく読みやすくまとめられているのがベストです。
そのためには、要点を絞って必要なことを簡潔に書くといいでしょう。
社内向けの企画書であれば、A4の用紙一枚程度、社外向けの企画書であっても、A4の用紙で二枚から三枚くらいがベストだといわれています。
ただし、企画書を提出する相手によっては、分厚い方が効果的な場合もあるようです。
企画書を書く人にオススメしたいのが、野地 秩嘉さん著の「企画書は1行」や戸田 覚さん著の「あのヒット商品のナマ企画書が見たい! 」、高橋 憲行さん著の「企画書実践事例集[完全版] 」です。
ヒット商品の企画書を知ることで、より効果的な企画書を書けるようになるかもしれません。
ただ、いい企画書だからといって、それをそのまま真似てしまうとバレてしまう可能性が高いです。
あくまでも参考程度にしておいてください。
企画書 テンプレート
企画書のテンプレートは無料でダウンロードできるサイトや有料のCD-ROM(書籍の付録になっていることも)などで手に入れることができます。
無料で企画書のテンプレートをダウンロードできるサイトの中には、会員登録が必要なところも多いようです。
企画書を作ろうとするソフトが、ワードなのか、エクセルなのか、パワーポイントなのかによっても、ダウンロードできる企画書のテンプレートは変わってくるでしょう。
いくつか企画書のテンプレートをダウンロードできるサイトを紹介したいと思います。
豊富なテンプレートの中から目的に合ったものを検索できるのが「書式の王様」。
会員登録が必要ですが、よく企画書を書く人なら登録して損はないはずです。
スケジュールや予算、添付資料のテンプレートまで揃っているので、企画書のテンプレートの全てをここでダウンロードできてしまいます。
「BB-WAVE.com」の企画書のテンプレートは、デザインをテーマで選ぶことができるので、TPOに合わせた企画書が作れそうです。
ダウンロードするためには、「BB-WAVE CLUB」への無料会員登録が必要になります。
有料でも人とは違う個性的なテンプレートで企画書を作りたいという人には、「テンプレートBANK」がオススメです。
このサイトには、企画書のテンプレートだけでなく、名刺のテンプレートやエクセル伝票、プレゼングラフなど、ビジネスマンに役立つコンテンツがたくさん揃っています。
企画書 書き方
企画書の書き方としては、まず、5W2Hを明確にすることが大切です。
5Wとは、「Why(どうして)」、「What(何を)」、「When(いつ)」、「Who(誰が)」、「Where(どこで)」のことになります。
2Hとは、「How(どうやって)」、「How much(いくらで)」のことです。
つまり、この企画書を書いた理由(Why)、提案する内容(What)、予定している日程やスタート時期(When)、企画書の内容を実現するのは誰か(Who)、企画の対象となる場所(社内向けの企画書の場合は部署などのこともある)はどこなのか(Where)、どうやって実現するのか(How)、想定される予算や利益などはいくらなのか(How much)を簡潔に書く必要があるでしょう。
企画書の内容が新商品や新サービスの提案の場合は、さらにターゲットの1Tを加えた方がいいかもしれません。
ターゲットとは、その企画を行う対象のことです。
企画書は読んだ相手を納得させることが目的なので、客観的な視点と提案を裏付ける根拠がわかる資料なども重要になります。
企画書があまりにも分厚いと読む人の負担になってしまうこともあるでしょう。
企画書を提出する相手によっては、企画書自体はシンプルにまとめて、資料を別に添付するという方法も有効だと思います。
もし、すでに前例がある事項について企画書を書かなければならない時には、絶対に前例を批判しないということも忘れないでください。