企画書 作り方
企画書の作り方として大切なのは、「その企画書は誰に提出するものなのか」、「その企画書の決裁権は誰にあるのか」を明確に意識することです。
企画書を読む相手にとって、その企画書に書かれている内容が魅力的でなければ、却下されてしまう可能性が高くなります。
企画書を提出する人(決裁権を持つ人)にとって、どういう説明の仕方なら魅力を感じてもらえるかを考えることが、企画書の作り方の重要なポイントです。
その企画を実現した場合、企画書を提出する人(決裁権を持つ人)にどんなメリットがあるのかをきちんと示さないと、企画の内容については理解してもらえたとしても、実現には至らないはずです。
ただ自分のアイディアを書いただけでは企画書にはなりません。
現状の調査や実現のための下調べなど、データ収集も重要です。
頭の中からアイディアを出して整理するだけなら紙と筆記用具だけでもできますが、情報収集や資料作り、仕上げなどにはパソコンが必要でしょう。
企画書を作る人の多くが、エクセルやパワーポイントを使っていると思いますが、アイディアプロセッサやアウトラインプロセッサ、企画書作成用のソフトなども使ってみるといい企画書が作れるかもしれません。
特に、アイディアプロセッサはアイディアをまとめるのに便利です。
また、自分の考えを表現するのが企画書ではありますが、客観的な視点も常に忘れないように注意してください。
読む相手にとって理解しやすい表現を心がけ、実現した際のメリットがきちんと判断できるような数値的なデータや情報などの資料も揃えましょう。
ゲーム 企画書
ゲームの企画書を書く人は、大抵の場合、ゲーム製作の中心となる人でもあります。
ゲームを作るためには、様々なスキルが必要になりますし、作業の量も多いので、所要プレイ時間の長いゲームほどたくさんの人がいるのです。
ゲームメーカーがプランナー(企画担当者)の採用試験をする際にも、「ゲームの企画書の提出」というのが書類審査の課題になることがよくあるのだとか。
「島国大和のド畜生」というサイトに、「ゲーム企画書の書き方:新卒篇」と題した記事が掲載されていて、とても参考になります。
趣味で何人かが集まってゲームを作る場合であっても、どんなゲームを作るのかを製作メンバーに説明したり、そのイメージを共有したりするためには、企画書を作っておいた方がいいでしょう。
ゲームをちゃんと完成させるためにも、最初の準備の段階でアイディアを煮つめておく必要があります。
企画書も作らず、ただなんとなくゲーム製作を始めてしまうと、ゲームが完成する前に行き詰まる可能性が高いです。
企画書を作ることで、アイディアがたくさん出たり、整理できたりするということもあるでしょう。
面倒ではあっても、面白いゲームを作るためには、必要な工程なのです。
ゲームの企画書を書く時には、自分だけにしかわからない企画書になってしまわないように注意してください。
長々とゲームのストーリーや設定などを書く必要はありません。
でも、そのストーリーによって伝えたいテーマとストーリーの最初から最後までを説明するあらすじは必要です。
ゲームの企画書は必要なことをシンプルに、誰が読んでもわかるように書くのがポイントになります。
イベント 企画書
イベントの企画書には、「イベントの概要」、「そのイベントの企画を立てた理由」、「イベントの目的や期待する効果」、「企画を実施する方法やスケジュール」などを必要に応じて書く必要があります。
イベントの規模によっては、前年のイベント企画書を踏襲するだけで済むこともあるかもしれません。
でも、大規模なイベントや新しく行うイベントの場合は、背景調査を充分に行い、イベントを行うことで見込めるメリットやイベント実施に必要な経費などの資料をきちんと揃えないと、企画を通すのが難しいでしょう。
「イベントの概要」とは、イベントの内容についての具体的な説明やそのイベントの対象者のことです。
「そのイベントの企画を立てた理由」はイベントを行う背景や行う理由で、「イベントの目的や期待する効果」はそのイベントを行うことでどんなメリットがあるのかになります。
「企画を実施する方法やスケジュール」は、イベントの準備からイベント実施期間、イベント終了後までにやらなくてはいけない行動のリスト、必要な人員や機材、イベントを実施する場所、準備を含めたイベントの日程などです。
本格的なイベント企画書を書く時には、企画書全体の構成を考えることも大切ですし、イメージイラストや見取り図などが必要なこともあるでしょう。
企画書の一部の作成を外部に依頼したり、持ち寄って一つの企画書を作ることもあるかもしれません。
イベントの規模が大きいほど、企画書に書かなくてはいけないことも増えていくはずです。