失業する前に
失業する前にやっておくこととして、クレジットカードの申込みや見直しがあげられます。
失業していると、なかなかクレジットカードが作れません。
失業する前なら簡単に審査に通っても、失業中、または、アルバイトやパートの身分では作れないカードも多いのです。
特に、シティーバンク系のクレジットカードは審査が厳しいので、失業前に作っておきましょう。
年会費がかからなくて、使ったらポイントが貯まるなどのメリットが高いものがオススメです。
クレジットカードを作っておくと、万が一、現金に困った時にも便利ですが、キャッシングなどを使いすぎると大変なことになってしまうので、気をつけてください。
同じく、ローンを組みたいと考えているのなら、失業前に済ませておく必要があります。
失業中や転職したばかりの人は、社会的にあまり信用されないもの。
借りたい金額が高額になるほど、社会的な信用が必要なのです。
賃貸物件への引越しを考えているのなら、失業前に引っ越してしまわないと、失業中はお部屋探しが難しくなります。
失業中で家賃が滞るかもしれない人には、あまり貸したがらないのです。
ボーナスがもらえる会社に勤めている場合は、ボーナスの査定が終わってから辞める意思表示をした方が得なことが多いでしょう。
差し迫って辞める理由がないのなら、12月の締め日に辞めると確定申告をしなくて済むなど、お得なことが多いです。
有給休暇が余っているのなら、消化しておいてもいいかもしれません。
失業 書籍
失業する前に読んでおきたい書籍を何冊か紹介したいと思います。
世の中、知っておいた方がいい知識はたくさんありますが、積極的に知ろうとしなければわからないもの。
仕事が嫌になったら、退職する前にこれらの書籍を読んでみてください。
まずは、katsuさん著の「退職してトクする失業生活バイブル」です。
人気サイト「失業保険のもらいかた」の管理人が書いた本なのですが、漫画を交えつつ、失業に関することがわかりやすく丁寧に書かれています。
北村 庄吾さん著の「300万円得する!『会社の辞め方』完全ガイド 年金博士・北村庄吾 責任編集 大失業時代を生き抜く知恵」もぜひ読んでおきたい一冊です。
退職前にしておくべきことや退職後にするべきことが図解やチャート入りで書かれているので、どうすればいいのかがわかりやすいと思います。
中村 敏夫さん著の「退職のトリセツ―いちばん得する会社の辞め方」は、これから退職しようかなと思っている人にオススメの一冊です。
戦略的に退職するためのノウハウを知ることができます。
日向咲嗣さん著の「新版 ハローワーク150%トコトン活用術」は、雇用保険の上手なもらい方だけでなく、ハローワークを活用した転職・求職のやり方が書かれているので、仕事を辞めた後の就職まで考えたい人にはうってつけです。
これらの書籍に書かれていることが100%使えるとは限りませんし、自分で調べる必要が出てくることもあるでしょう。
行政制度の変更などで紹介されているテクニックが使えないこともあると思います。
それでも、ただ衝動的に辞めるのではなく、どうするのが最もいいのか研究してみるのは大切です。
失業 必要な手続き
失業後に必要な手続きとしては
・健康保険に関する手続き
・年金に関する手続き
・税金に関する手続き
・失業保険に関する手続き
があります。
健康保険に関する手続きは、体調を崩した時や不慮の事故に遭った時のために早めに行う必要があります。
医療保険への加入は強制なので、保険料がもったいないから加入しないというわけにはいきません。
被保険者期間が二ヶ月以上あれば、退職後二年間は会社の健康保険が使用できる「任意継続被保険者制度」を使うこともできます。
ただし、退職した日の翌日から二十日以内に手続きすることと、保険料を自分で全額支払う必要がありますから、判断は慎重かつ迅速に行ってください。
任意継続すると、医療費の自己負担が在職時のままで済んだり、会社の保養所を利用できるなどのメリットがあります。
任意継続しない場合は、国民健康保険に加入しましょう。
医療費の自己負担は三割で、支払う保険料は前年の収入や住んでいる自治体によって異なります。
国民健康保険への加入手続きは、居住地の行政センターに印鑑、離職票などの退職証明書、身分証明書を持っていってください。
次に、年金に関する手続きです。
失業すると大抵は厚生年金保険から国民年金保険に変更する手続きを自分から窓口に出向いて行わなければいけません。
奥さんがいれば、奥さんの分の手続きも必要です。
税金に関する手続きについては、確定申告をしっかり行って、納めすぎた税金を返してもらいましょう。
ある日突然、住民税の請求が来ることも覚えておいてください。