嘆願書 書式と注意点

嘆願書は、嘆願する内容を記載した書面になります。
嘆願書を提出する状況には、行政や会社等に生活環境の問題を改善することが挙げられます。
ほかにも刑事事件の減刑の嘆願書を被害者に書いてもらうケースもあります。
嘆願書の書式は、内容のわかる表題をつけ(単純に｢嘆願書｣でもかまいません)、提出日、宛名、嘆願者の住所、氏名と捺印、そして嘆願の内容をわかりやすく記載します。
嘆願者は署名を集めて複数にする場合も多いです。
宛名が個人であればその人の名前を、会社や行政機関等であればその正式名称と代表者名を書き、敬称に｢殿｣を使用します。
嘆願の内容ですが、例えば古くなった公園の遊具の補修あるいは撤去や、見通しの悪い道路の改善、労働環境の改善、さらに刑事事件において被告への厳罰を求める嘆願という場合もあります。
減刑の嘆願書の場合は加害者ではなく被害者が書くことになります。
交通事故等の刑事事件で加害者になってしまった際に、被害者側との示談が成立すれば裁判で有利になりますが、寛大な処置を求める旨の嘆願書があればさらに有利になります。
実刑か執行猶予がつくかにかかわる事もあるので、出来る限りもらうようにしましょう。
嘆願書内容は、表題に｢嘆願書｣、署名に日時、検察庁あるいは裁判所の担当の宛名と被害者が加害者を許すという意思が表明された文が必要です。
嘆願書をもらうのは、示談金を払うときがもらいやすいです。
逆に払った後だともらいにくいので注意しましょう。