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農業生物資源研究所
農業生物資源研究所は、「農業分野の生命科学の研究開発を進め、農業技術の発達やこれまでにはない新たな生物産業の創出を目指して設立された、日本最大の農業分野の基礎生命科学研究所」で、農林水産省所管の独立行政法人です。
農業生物資源研究所の世界に誇る研究成果としては、「イネゲノムの全塩基配列解読」や「カイコの遺伝子組換え技術」、「体細胞クローン技術による遺伝子組換えブタ作出」などがあります。
イネの遺伝子情報を解析することで、より病気や虫、暑さ寒さなどに強くて育てやすく、美味しくてたくさん収穫するイネへと品種改良できるかもしれません。
農業生物資源研究所では、スギ花粉症緩和米というごはんを食べるだけでスギ花粉に対する減感作治療法ができるお米の開発にも取り組んでいます。
また、農業生物資源研究所は、カイコからとった絹糸を使った医療用新素材の開発も行っており、これが実現すれば、生体適合性の高い人工皮膚や人工血管などが作れるようになるでしょう。
さらにシルクをスポンジ状の材料に加工し、軟骨再生医療や床ずれ保護材などを開発したり、カイコを使うことで今まで製造が難しく高価だった医薬品を安く作れる可能性もあるそうです。
遺伝子の組み換えときくと、ちょっと怖い感じがしますが、生命科学の研究開発が進めば、今までの常識ではありえなかった魔法のようなことが実現するかもしれません。
早く農業生物資源研究所の研究成果が身近なものとして実現するといいですね。
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