農業経営者 木内博一
みなさんは「プロフェッショナル」とはどういった物を指すと思いますか?
プロだ素人だと日常的に良く使用している物のいざ聞かれると「プロはプロだろう」としか答えられ無かったりする物です。
「信念というか、自分のしたい事をきちんと把握した上で環境や時代の変化に柔軟に対応できる人だ。」といった答えをしていた農業経営者・木内博一さん。
この方はそういった見解でみても、まさに「プロフェッショナル」といえるでしょう。
当たり前だという固定概念で、勿体無いと思いつつも売り物にはなら無かった「規定外=形の悪いだけの農作物」を加工してから提供する事で、年間で7億円もの売り上げを生み出しました。
常識と思い込んでいる事柄にも疑問の目を向ける事で、価値が無いといわれていた物をお金の成る木に変えてしまう魔法使いのような木内さん。
これだけでも充分過ぎる位凄い人だと思いますが、まだまだ立ち止まる事無く、次の動きを探し続けているそうです。
木内さんの会社が生み出した利益は、身内の懐を潤す為だけではありません。
農業の為の開発や実験などに、この利益を元手に挑戦しています。
また、年間5000人もの人に会い、最大の目標だという「農家の利益の安定」を達成する為に異業種からも様々な物を学び、発想を広げているのだとか。
普通とは視野の広さが違うというか、自分やその周りだけの為に働くのでは無いというこの考え方は、人として生きて行く中でいつの間にか忘れていた、本当は1番大切だったはずの物を思い出させてくれたような気がします。
農業教室
みなさんは、「農業教室」という物が最近、親子連れの方の間で人気を博している事をもうご存知でしょうか?
自然と触れ合う事が意識し無ければ難しくなってしまった昨今、「我が子にも農業の素晴らしさを伝えておきたい。
」そう考える方も少なく無いという事でしょうか。
農業教室といっても、これといって決まった内容がある訳では無く、その開催元によって様々な物が行われています。
少し例を挙げると、某所で開催された米作りの農業教室。
これは地元の農家の方の指導で、田植えから始まり、水田の除草に自然観察、案山子作り、そして、手作業で稲刈りをし、脱穀のお手伝い、最後は収穫したお米を飯盒炊爨で炊き上げ、試食させてもらえます。
これは6月から10月までの間で、5回に分けて開催され、大体1回が3時間程です。
参加費は損害保険料まですべて込みで1家族で10,500円と比較的安価なのも魅力的です。
家族みんなで汗を流し、一生懸命育てた物が実になり、それを全員で味わい分かち合う事がどれだけ幸せでおいしい物なのか、普通では知る事の出来ない素晴らしい教育を子どもと共に体験できるこのような教室は情操教育の面でも素晴らしい効果を期待出来るのでは無いでしょうか。
テーマパークなどに出掛けるのももちろん楽しいですが、たまにはこういった物に参加してみるのも新鮮で面白いですよ。
今では全国各地で開催されているようなので、興味を持たれた方は是非探してみてください。
農業を学ぶ
農業を学ぶには、様々な選択肢が存在しますよね。
専門学校、大学の農学部、農業高校の専攻科、農業大学校など、色々あり過ぎて迷ってしまう方も多いのでは無いでしょうか。
普通の高校生が進学先を選ぶとしたら大学の農学部か農業大学校が無難な感じがしますが、これもまた、何を目的として農業を学びたいのか、どのようなジャンルに興味があるのかなどによって学ぶ方法は変わってきます。
家庭菜園が出来る程度の知識が欲しいのであれば、学校にまで通う必要はありませんし、必要な物を購入する際にお店で尋ねれば、大抵の事は快く教えてもらえるでしょう。
農業専門の研究職に就きたい場合や教師になりたいのであれば、独学では難しいですし、大学の農学部に進む方が興味のあるジャンルについて深く学ぶ事が出来ます。
特に、普通高校を卒業した方の場合ですと、農業を基礎から教えてもらえるので、大学か大学校のようなところの方が良いでしょう。
農業高校の専攻科は農業高校の卒業生を対象としていて制限を設けているところがほとんどですので、普通高校の卒業者が入って勉強についていくのは難しいところがあります。
農業高校では卒業した時点で大学校で学ぶ内容の7割程度はすでに学習しているので、逆に専攻科のような場所がベストかもしれません。
このように、どの方法で学ぶのが1番良いという訳では無く、それぞれに対象が異なるといった感じの物ですので、迷った際は自分には何が適しているのかなどを検討してみてください。