農業機械
農業機械は、内燃機関や電動機などを動力とし、人間にとって苦痛を伴う農作業(酪農、畜産を含む)を代行したり、アシストしてくれる機械の一種です。
耕起やその他の農作業に使われるトラクターは、農業従事者でなくても認知度が高い農業機械でしょう。
その他にも、農業の多様な形態に合わせて色々な農業機械が開発されています。
日本で本格的に動力を用いた農業機械が導入されるようになったのは戦後からで、1960年代以降に水田稲作に適した田植機などが開発されると、その便利さから農業機械は一気に普及しました。
1980年代からは畑作用の農業機械が多数開発され、生産量が多い野菜の収穫機などの他にも、より高度な農作業が代行できる農業機械が普及しつつあるようです。
農業機械メーカーとして有名なのは、ヤンマーやクボタ、井関農機(ヰセキ)ですが、三菱農機や本田技研工業なども参入しています。
農業機械に関する情報を知りたければ、週刊「農機新聞」や月刊「機械化農業」を読むといいかもしれません。
農業機械士技能や指導農業機械士技能、農業機械整備技能士という技能検定資格もあります。
農業機械を適切に導入し、効率的に使うことで、農作業が楽になったり、生産性があがったりするでしょう。
体に負担がかかる農作業を農業機械に代行させたり、農業機械にアシストしてもらうことで、年をとっても農作業を続けやすくなります。
でも、農業機械は高価なものも多いので、計画的に導入しなければ、農業経営を圧迫してしまう恐れもあるのです。
農業求人
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家族で参加するのも楽しそうですね。
求人情報には、カラー写真がふんだんに使われているので、イメージしやすいですし、ネットから手軽に応募できるのも魅力です。
何か疑問があったら、質問することもできます。
都会での人間関係に疲れたら、期間限定のアルバイトで、ちょっとだけ農業をかじってみるというのも、リフレッシュできるかもしれません。
予想以上に楽しくてもっと続けたいと思えば、本格的に就農すればいいと思います。
将来的には、農業で生計を立てていきたいという夢があったとしても、いきなり自分で農業を始めるのは無謀というもの。
家庭菜園レベルではとても暮らしていけません。
まずは作りたいと思っている農作物を専門に栽培している農園で働いて、知識や技術などを吸収する必要があるでしょう。
真剣に学べば、農業大学などに行くよりもずっと有意義で実践的な時間を過ごせるはずです。
農業資材
農業資材とは、農業に使う様々な資材のことで、例えば、ビニールハウスに使うビニール(ハウス被覆資材)一つとっても、農業用ビニール、農業用ポリオレフィン系特殊フィルム、ポリエステルフィルム、フッ素フィルムなど色々な種類があります。
同じ目的に使う資材でも、素材によってそれぞれ特徴があるので、予算や農作業計画などに合わせて購入して使用すると、より品質の良い作物が作れたり、生産量が上がったりするでしょう。
無農薬栽培や減農薬栽培には防虫ネットが欠かせないですし、猿や猪が頻繁に出没するようなら防獣ネットもいるかもしれません。
気候や環境に左右されずに作物を育てられるLED光源(発光ダイオード)や栽培・生産を管理するソフトウェアなども農業資材の一種です。
ちなみに、農業資材には面白い名前の商品が多く、防虫ネットの「ムシカットストロング」や長ネギ用皮むき「むきむき」、トマト用誘引具の「カケタロ~」、採果具の「切り採り先生」、いちご収穫台車の「ラクエモン」やいちごの実と葉を分ける器具「玉出し太郎」、施肥を行うときに便利なマルチ穴あけ移植器具「ぽんぽんカッター」や「ウエラック」、運搬用の器具が「愛菜号」や「輪太郎」などあげていくとキリがありません。
農業資材メーカーも複数ありますから、インパクトがあって、より覚えてもらいやすいネーミングを考えているのでしょうか。
小林製薬並みのネーミングセンスだと思います。