ITサービスマネージャ(SM)の受験概要
ITサービスマネージャ(SM)の試験は、誰でも受験することが出来ます。
毎年7月頃から申し込みが開始され、1ヶ月以内に締め切られます。
試験は10月の第三日曜日に行われるのが通例です。
試験は、午前1、午前2、午後1、午後2に分けられています。
午前の試験は、選択式の回答になります。
コンピュータやシステムの構成要素、データベース、ネットワーク、セキュリティなどに関する試験です。
午前1は、出題数30問で試験時間が50分なので、じっくりと考えている時間はないと思います。
午前2の試験の出題数は25問ですが、試験時間が40分ですから、こちらも確かな知識と集中力が要求されるでしょう。
合格するためには、午前1・2共に、満点の60%以上の得点が必要です。
午後の試験は、記述式・論述式になります。
出題内容は、システムの運用管理、ITサービスの継続的改善とITサービスマネジメントに関することなどです。
午後1は、出題数4問のうち2問を選択して解答します。
午後2は、出題数3問のうち1問を選択して論述していきます。
午後1は90分、午後2は120分の試験時間がありますが、記述や論述への対策を十分にしておかないと、何も書けないまま時間を持て余すことにもなりかねません。
ITサービスマネージャの試験の合格率は、7~9%程度だといわれています。
難易度が高い試験だけに、最低一年はしっかりと勉強する必要があるでしょう。
できれば、もっと難易度の低い資格を取得してから受験した方がいいかもしれませんね。
ITサービスマネージャ(SM)資格
ITサービスマネージャ(SM)は、システムエンジニアの方を対象とした資格になります。
システムエンジニアの中でも、業務システムの運用管理責任者を主な対象としています。
数ある情報処理技術者試験の中でも運用責任者向けの資格は、あまりありません。
どちらかというと、開発担当者の技術向上の為の資格が多いのです。
そういう意味では、このITサービスマネージャ(SM)資格はちょっと変わっているといえるでしょう。
この試験は、どんな職種の方でも受験することができます。
システムエンジニアの方や運用管理責任者の方でなくても試験を受けることはできるのです。
また、この資格を取るための試験には、リスク管理やコスト管理などの問題も出題されます。
企業を経営するために必要な知識なども要求されますから、運用に関する知識だけでは試験に合格することができません。
この試験は、情報処理技術者試験なのですが、その割には技術色はあまりなく、どちらかというと顧客向けサービスをしている方向けの試験になっています。
この資格を取ることによって、運用に関する知識が豊富にあり、顧客向けサービスにも適していることをアピールできると思います。
システムエンジニアとして、運用と開発の両方の知識があれば、これからの仕事にかなりのプラスになりますよね。
ただ、ITサービスマネージャ(SM)の試験には小論文が課せられており、難易度がかなり高くなっています。
受験の際には、十分な試験勉強や試験対策が必要となるでしょう。
秘書検定準1級の内容と対策
秘書検定準1級の内容は、筆記試験と面接審査です。
筆記試験では、2級、3級と同じく、秘書の資質、職務知識、一般知識、さらにマナーと接遇、技能をテストされます。
秘書検定準1級では、秘書の職務についてのより深い理解を必要とし、専門的な知識や技能も必要となるため、合格の水準は高いものとなっています。
筆記試験では、5肢択一問題が5割と記述問題が5割です。
経営学や簿記などの問題、社会常識や時事問題なども出題されるので、幅広く勉強する必要があるでしょう。
記述問題では、問題を解くだけでなく、美しく正しい文字かどうか、要点をまとめた回答かどうか、読む人に伝わりやすいかどうかなどもチェックされますので気をつけなければいけません。
また、面接審査では、挨拶や報告、状況対応などの簡単な実技が3人1組で約10分間行われるようです。
面接審査を通して秘書に適した人間性かどうか、正しい知識を持っているかどうかをみられます。
面接審査の際は、身だしなみや話しやすさもチェックの対象となるので気をつけると良いですよ。
準1級の秘書検定を受ける時には、スクールや通信教育などを利用して面接審査の練習を行ったり、専門知識を勉強するとよいのではないでしょうか。
独学で受験を考える場合には、参考書で専門知識を身に付け、問題集を利用して反復して勉強を行うといいと思います。
それに、秘書検定準1級を受験する時には、普段から新聞を読み、時事問題の対策をすることも大切です。