学生の就職活動 エントリーシートの作り方
エントリーシートとは、面接や筆記試験の前に提出する物で、書類選考用の大事な資料であり、採用されるための第一関門です。
これを突破しなくては、筆記試験や面接さえも受けることはできません。
まずは具体的に自己PRや志望動機を記入しましょう。
「具体的に書きなさい」と言われても、なかなか具体的に書けない人が多いものです。
あなたがエントリーシートを書いて読んでみた時のイメージとエントリーシートを読んだ相手が持つイメージができるだけ一致しなくてはいけません。
さらに、相手にあなたの性格や考え方、価値観などが伝わるというのが理想です。
例えば、「私は大学4年間、サークル活動を一度も休むことなく続けました」なんて文章では、全くと言っていいほど自己PRにはならないでしょう。
「なぜ4年間休まず活動してきたのか?」「活動してきたことで何を得ることができたのか?」といったことまで踏み込んで書く必要があるのです。
あなたがどんな経験をし、その経験からどんなことを学んだと考えているのかを書くことで、読む相手にはあなたの考え方や価値観が多少なりとも伝わるはずです。
また、書き方が下手だとマイナスの印象を与えてしまいかねないので、ここで少し書き方のポイントも説明します。
大きく読みやすい字を心がけ、全体のバランスにも気をつけて書きます。
行をまっすぐ揃える、読みやすいように改行や段落を意識するといった配慮も必要です。
文字列が曲がっていたり、あまりにも長い文章だったり、読みづらいような小さな字で書かれていたら、読む気をなくしてしまいますよね。
だらだらと書かず、起承転結をつけて書くといいと思います。
書き終えたら何度も見直し、誤字や脱字などもチェックしましょう。
学生の就職活動 インターンシップ制度
インターンシップとは、大学生・大学院生を対象に、将来のキャリアに関連するような就業体験をさせる制度で、教育機関と企業や宮内庁などが連携して行う産学連携教育の一つです。
志望している企業で実際の現場を体験できたり、社会で通用するような能力を養うことができるというメリットがあります。
学生にとっては、他にも様々なメリットがあるようです。
まず、仕事というものを体験して、働くということはどういうことなのか、自分に適している職業とはどういうものなのかを深く考えるいいきっかけにもなります。
もし、自分がこれまで学んできたことが仕事に活かせると実感できれば、学習意欲も増すでしょう。
会社によっては、インターンシップが採用活動の一部となっている会社もあります。
インターンシップに行ったからといって必ずしも内定をもらえるとは限りませんが、就業中の仕事に対する姿勢や行動などが評価されて面接に繋がるということも少なくないみたいです。
また、メリットは学生側だけでなく、企業側にもあります。
学生のその企業に対する理解も深まりますし、面接などとは比べ物にならないくらいその人材の性格や能力がわかりますよね。
さらに、インターンシップ制度を設けることで、学生だけでなく、教育機関や社会などにもその企業をアピールすることができます。
これは長期的な視野で見ると、より良い人材を確保できる可能性が高くなるというメリットがあるでしょう。
最近では、夏休みなどの長期休暇期間をインターンシップに費やす学生も増えてきているようです。
学生の就職活動 OB・OG訪問
就職活動の一環として、OB・OG訪問があります。
これは、自分が就職を希望する企業に就職した大学の先輩やサークルの先輩などを訪れるというものです。
必ずしも、絶対にOB・OG訪問をしなくてはいけないということはないようですが、OB・OG訪問をすると、いくつかのメリットがあります。
まず、OB・OG訪問をすることにより、ホームページや企業の資料だけでは感じとることのできない実際の企業を知ることができるでしょう。
就職してから、こんなはずじゃなかったと後悔しないためにも、その企業の社風や雰囲気、勤務状況などをきいておいた方がいいですね。
また、先輩から話をきくことで、志望動機にも具体性やオリジナリティが出せるようになるかもしれません。
それに、OB・OG訪問が内定をもらうのに有利になるケースがあることも確かです。
内定をもらった企業にたまたまOGがいて、会ったことがないにも関わらず、面接の時にそのOGの名前を出しただけで、採用担当者に興味を持ってもらえたなんて話もあるくらいです。
その企業が求めている人材がどのような人材なのか、人事担当者が興味を持ってくれるような自己PRをするためにはどのようにすればいいのか。
選考情報や好印象を持ってもらう秘訣などをOB・OGから聞き出すと良いでしょう。
もし、OB・OGが訪問の機会を与えてくれたのなら、きちんとお礼の気持ちを伝えるのが社会人としての最低限のマナーになります。
会った直後にお礼のメールや手紙を出すのはもちろん、その企業への就職活動の結果や最終的な進路なども、感謝の気持ちと共に報告しておきたいものです。