ラーメン屋 内装・デザインの選び方
ラーメン屋を始めるにあたって、問題なのはやはり資金面でしょう。
手軽に予算を削れて節約できる部分は、なんと言ってもお店のデザインや内装関係だと思います。
その為、資金に余裕がないと、どうしてもシンプルな内装やデザインになってしまうものです。
そのシンプルな内装やデザインが、お客様にクールな印象を与えるなら問題はありません。
けれど、チープにしか見えないような内装では、ちょっと考えものでしょう。
今やラーメン屋は、女性一人でも気軽に入る時代です。
できれば、お店の内装やデザインは、女性客をターゲットにしたものを採用した方がいいでしょう。
照明をちょっと暗めにしたり、間接照明を利用したりして工夫すると、お洒落な雰囲気を演出できるはずです。
お店のアクセントとして、季節の花を大きめの花瓶に飾ってみるのもいいかもしれません。
また、ラーメン屋はカウンター席が中心というイメージがありますが、少人数のテーブル席やベンチシートもあると、ゆったりとくつろげて、その時々のニーズに対応できます。
とはいえ、一番大切なのは、なんといってもお店の清潔感です。
衛生的に問題がありそうだと感じたお店には、女性客の足は二度と向かないものです。
流行に敏感なのは、男性よりも女性の方です。
いいお店を見つけたら、女性は必ずまた違うお客様を連れて来てくれます。
日本の人口の約半分は女性なのだという事を、よく頭に入れておいてください。
女性客が増えれば、口コミであなたのラーメン屋の評判が広がるかもしれないですよ。
ラーメン屋 失敗しない接客のポイント
ラーメン屋に行って美味しいラーメンが食べられた時は本当に幸せですが、そこに気持ちの良い接客態度が付いてくれば、もう言う事なしですよね。
行列のできるラーメン店では、忙し過ぎて接客もおろそかになりがちですが、接客態度は大事なポイント。
気持ちの良い対応をしてくれるラーメン屋には、それだけで常連客が付きやすくなります。
ラーメン屋なのだから味で勝負、と思っていては他店との差別化は図れません。
ちなみに、牛丼の吉野家で券売機を置かない理由は、注文を取る際と代金の受け渡しの際の接客行為が減ってしまうからだそうです。
効率の良さよりも、接客を大切にしたいと言う吉野家の姿勢が伺えますね。
注文する際に気持ち良く返事をしてくれる。
代金の受け渡しの際には、口先だけではなく、感謝の気持ちがこもった「ありがとうございます」を言ってくれる。
これはとても大事なポイントです。
もし、「ラーメンを食べたのだから、お金を払ってもらうのは当然だ」などという考え方でいたら、自ずと態度に表れてきますし、お客様にも伝わってしまうものです。
どんなに忙しくても、接客する際は笑顔で。
どんなメニューか聞かれたら、詳しく答えられるようにメニューの勉強は十分に。
代金の受け渡しの際には、心から感謝して。
お客様がお店を出る際には、きちんとお客様を見て挨拶をする。
少なくとも、お客様がお店に入った時と出る時の挨拶は欠かさないようにしましょう。
これだけでも、お店の印象がかなり良くなります。
ラーメン屋 オリジナルのサイドメニュー
お店のメニューの種類がラーメンだけでは、やっぱりちょっと寂しいですね。
ここはひとつ、あなたのお店自慢のオリジナルメニューが欲しいところ。
あの中華の鉄人、陳健一さんの麻婆豆腐のお店も、メインの麻婆豆腐の味はもちろんですが、陳建一オリジナル杏仁豆腐の評判がとてもいいのを御存知でしょうか。
麻婆豆腐屋にスイーツ?と感じるかもしれませんね。
けれど、柔らか過ぎない絶妙な口当たりと、しつこさのないサッパリとした甘さが人気なのです。
ですので、ラーメン屋ならではのサイドメニューにこだわる必要はありません。
麻婆豆腐屋にスイーツがあるのですから、ラーメン屋のサイドメニューがスイーツでも、全く問題ないですよね。
もちろん、同じ麺類の手打ちパスタや手打ちうどんなどを、オリジナルのサイドメニューとして登場させるのもアリですよ。
もし、海に近い地域でしたら、お刺身などの新鮮な魚介類を提供するのもいいかもしれません。
ラーメン屋だからと固定観念にとらわれないで、まずは自由な発想をしてみましょう。
また、定番のサイドメニューであるチャーハンや餃子の味に磨きをかけたり、工夫を凝らしたりしても、十分オリジナルのサイドメニューと言えます。
単なるライスだって、お米やお水、炊き方にこだわれば、他のラーメン店のライスとは全く異なる食感のご飯が炊き上がります。
あなたが一番こだわっている部分や、どうしても強調したい部分を前面に押し出して、自慢のサイドメニューをアピールしてみましょう。