海外転勤とクレジットカード
海外転勤が決まったら、現在使用しているクレジットカードはどうするべきか悩みますね。
クレジットカードがない方は、日本でつくるべきか、現地のクレジットカードをつくるべきか、なんて不安もありがちです。
そこで、海外転勤時のクレジットカードのつくり方から利用についてを簡単に説明していきたいと思います。
現在日本では、世界各国で使用できるクレジットカードが複数存在します。
基本的には、マスターカードとVISAカードどちらか一方に属していれば大丈夫といえます。
嬉しい事に、日本のクレジットカードは、海外でつくられている物よりも金額の上限が高く設定されています。
もしも現地のクレジットカードが限度額オーバーで使用困難になった場合は、日本のクレジットカードを使用すればOKです。
現地のクレジットカードは限度額が低く、不便に感じる事が多々あるので、日本のクレジットカードを持っていると安心です。
では、現地のクレジットカードにはどんなメリットがあるのでしょうか?それは、小さな事ですが手数料が安かったり、為替の変動がない為、いつでも同じ値段で買えるという事です。
日本同様、銀行口座を作る際に、クレジットカード利用の旨を伝え、保障金を支払うと、その銀行ですぐに発行してもらえます。
ただし、アメリカだけはちょっと変わっているので注意してくださいね。
海外に転勤するのなら、日本と現地で一枚ずつクレジットカードをつくり、用途に応じて使い分ける事をお薦めします。
海外転勤と住民票
海外転勤の際の住民票の手続きは、引っ越し前日から二週間前の間に、実印と身分証明書を持って役所へいき、転出届けをだせば完了です。
ただ問題なのは、日本に住民票を残すか、抜くかのどちらかを選択しなければならないという事ですね。
法律上では、住民票を抜かなければいけない事になっていますが、実際のところ、会社からの指示がなければ自分で選択できるようです。
私たちは、日本で生活する以上、国に税金を納める義務があり、毎月納めている税金の一部が将来、年金として支給されるようになっていますよね。
では、海外へ転勤している間はどうなるのか、住民票を日本に残す場合とそうでない場合について簡単に説明します。
まず、住民票を残す場合。
日本の住民税と転勤先の住民税・日本の年金を支払う事になります。
年金の支払い年数も受給金額も、日本にいる時と同じように加算されていきます。
国民健康保険も持続しているので、帰国した場合も将来も、とても安心です。
ただ、住民税を二重に支払わなくてはいけない事になります。
一方、住民票を抜いた場合。
日本での住民税や年金の支払いはなく、転勤先の住民税のみとなります。
よって、将来の年金受給金額は減少しますが、住民税を二重に支払わなくてよくなります。
年金の支払い年数については、転勤先で保険料を支払っていれば、その期間は支払い年数に加算されるところもあるようです。
損得の考え方は人によって様々なので、じっくり考えて決めてください。
役所へ相談してみるのも一つの手です。
海外に口座開設
転勤先が海外になった場合、現地で必ず必要になるのが海外口座です。
現金のみでの生活というのは、治安にもよりますが、かなり無謀だといえるでしょう。
やはり海外口座は、海外で生活していく上でなくてはならないものです。
そこで、海外口座開設を日本でする場合と、海外でする場合について、簡単に紹介したいと思います。
まずは、日本で海外口座を作る場合です。
現地へいく事なく、日本で海外の口座開設が可能な銀行は、三菱東京UFJ・シティバンクなどがあります。
ですが、現在はプライバシー保護やセキュリティー強化の為に、非常に規制が厳しくなってきています。
次に、海外で口座開設をする場合。
海外で開設する方法は、現地の銀行・転勤先の国・転勤先の会社によって大きく変わってくるので、勤務先へ前もって確認しておくといいでしょう。
海外は基本的に即日開設可能なので、一週間程度で日本から入金可能になります。
したがって、最初に持っていく現金は、一週間生活する額だけで大丈夫です。
口座を開設したら、通帳と一緒にキャッシュカードもつくるのが日本では一般的です。
でも、海外で使用できる国際キャッシュカードは、手数料がビックリするほど高額なんです。
ですから、どうしても必要な場合でなければ、無理にキャッシュカードを作らなくてもいいかもしれません。
このように、海外口座を開設するにあたっては、大きく分けて二通りの方法がありますが、日本の規制が厳しくなってからは、海外で口座を開設する人が増えているようです。